学ぶ・知る

伊那で女子中高生向けAI教育イベント アプリ制作通じ地域課題解決考える

過去に伊那で開催されたイベント参加者の集合写真(写真提供=Waffle)

過去に伊那で開催されたイベント参加者の集合写真(写真提供=Waffle)

 上伊那地域の魅力や課題を学び、AIを活用した地域課題解決のアイデアづくりに挑戦する「Waffle AI Changemaker(ワッフル・エーアイ・チェンジメーカー)」が8月2日、市民交流施設「allla(アルラ)」(伊那市荒井)で開催される。

過去に伊那で開催されたイベントの様子(写真提供=Waffle)

[広告]

 主催は、女子中高生にITに触れる機会を提供するNPO法人「Waffle(ワッフル)」(東京都港区)。同団体では2022年から「Waffle Camp(ワッフルキャンプ)」というホームページ制作などの機会提供を伊那市で行い、4回で延べ70人の受講生が参加する取り組みを行ってきた。今年からはAI時代に合わせ、さらに実践的な内容に触れてもらおうとプログラム内容を刷新。AIを使いどんなことができるのかを体験してもらうための「Waffle AI Changemaker(ワッフル・エーアイ・チェンジメーカー)」を提供する。同企画プロジェクトディレクターの森田久美子さんは「地域にはその地域ならではの素晴らしい資産があり、上伊那地域にも素晴らしい企業がたくさんある。今回は『製造業』『山間部の移動手段』『2つのアルプスがある環境を地域の活性化にどうつなげていくか』をテーマに、AIを使った課題解決を考えてもらう」と話す。

 当日は10時からオープニングとチーム作りを行ったうえで、伊那地域の特徴などの情報を受け、11時30分からは「AIは結局何ができるのか」「AIやコンピューターが得意なこと」を学び、AIでできる解決策を考える。13時30分からは実際にアプリ開発を行い、16時に発表する。森田さんは「1日でアプリを作り終わるところまで体験できるのが特徴。初めての人でも取り組めるように作っており、当日は大学生のサポーターも入るので、分からないところは教えてもらえる」と話す。お昼の時間には地元企業「ヤマウラ」(伊那市)、「タカノ」(宮田村)から女性技術者を招き、進路選択や仕事・キャリアの話を聞く時間も設ける。「企画を始めて7年ほどたつが、イベントに参加した地域の女子中高生から『こんな仕事があったのですね』という声をもらう。理系と言えば薬剤師、看護師のイメージが多く、テクノロジー系の仕事のイメージがないという女子生徒も多い。地方では理系的体験に触れることが少ないため、進路の幅を狭めてしまうこともある。実際に上伊那地域の企業で働く女性技術者から話を聞ける機会を作ることで、高校での文理選択をする前のきっかけになれば」と森田さん。

 「日本の女子児童・生徒は男子児童・生徒に比べると算数や数学が苦手と言われているが、世界的に見ると実は日本の女子児童・生徒の成績は世界トップで数値が高い。決して苦手だと思わないでほしい。探求の授業や総合の授業が楽しいと感じる人も楽しんでいただけると思うので、ぜひ体験してもらえたら」と呼びかける。

 開催時間は10時~17時。参加無料。定員20人。要事前申し込み。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL