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伊那・地蜂に印を付け追う伝統技法「スガレ追い」体験 巣穴掘り・試食も

山の中で印を付けた地蜂「スガレ」を追いかける子どもたち(写真提供=手良公民館)

山の中で印を付けた地蜂「スガレ」を追いかける子どもたち(写真提供=手良公民館)

 地蜂に印を付け追う伝統技法「スガレ追い」体験が10月4日、国立信州高遠青少年自然の家(伊那市高遠町藤沢)で開催される。主催は手良(てら)公民館(TEL 0265-72-2755)。

講師の有賀幸雄さんを囲んで話を聞く子どもたち(スガレ追い)

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 前館長の時代から10年以上続く同公民館の公開講座。竹中雅幸館長は「手良地区にはスガレ追いの名人でもある有賀幸雄さんがいる。スガレに対しての造詣も深く『伊那市地蜂愛好会』のメンバーでもあるため、毎年愛好会の4~5人が講師としてサポートしてくれている。地域の若い世代や子どもたちにも伝統の食文化を伝えたいという思いで毎年企画している」と話す。

 「蜂追い」は伊那谷に古くから伝わる伝統技法。働き蜂が巣に餌を持ち帰る習性を利用して、餌でハチをおびき寄せ、印を付けた地蜂「スガレ」を追いかけて巣を見つける。スガレに付ける「印」は、昔は真綿を細くしてハチに付けていたが、今はビニール製の素材を細長くカットして使うといい、白い色だと飛んでいるハチを追いやすいという。

 伊那谷で主に食用とされているのは、土の中に穴を掘って巣を作るクロスズメバチ。「地蜂」や「スガレ」「スガリ」、岐阜県では「ヘボ」とも呼ばれるという。「1回体験すると楽しさが分かりリピーターになってくれる人や、小さい頃にやっていたシニア世代も血が騒ぐと言ってくれる人がいる。毎年幅広い年齢層が参加してくれる」と竹中館長。

 当日はグループに分かれスガレ追いを体験する。巣を見つけた場合は、実際に巣を掘る体験もする。掘った巣は広場に持ち帰り、巣穴の幼虫を抜く体験、煮付けをして試食するという一連の流れを体験できる。汚れてもいい服装(袖ありの服・白っぽいものを着用・運動靴・手袋)で参加し、持ち物は飲み物、タオル、ピンセット。

 竹中館長は「公開講座なので、伊那市民ならどなたでも参加可能。伊那の伝統文化を楽しんでもらえたら」と呼びかける。

 開催時間は8時30分(手良公民館集合)~16時30分。参加費は昼食代(年少~年長=540円、小学生730円、中学生以上830円)。申し込みは手良公民館まで。締め切りは9月14日。

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