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辰野町で「グラバイスクール」開講へ 自転車ガイドを中心にまちづくり学ぶ

グラバイスクール第3期生。辰野町大城山頂上で

グラバイスクール第3期生。辰野町大城山頂上で

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 「グラバイスクール」が3月から5月にかけて、オンライン講座と辰野町内での実技講習で開催される。主催はトビチカンパニー(辰野町辰野)のプロジェクト「grav bicycle(グラバイ)」。

グラバイ代表の小口良平さん

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 同スクールは自転車の初心者でも参加でき、オンライン講座と実技講習を通して、ガイドやライディングの基礎、地域のコンテンツをツアー商品にする方法を学ぶ。過去3回の開校を経て、受講者は45人を数える。7割がまちづくりに興味があり参加しているという。中には、活動地域でゲストハウスやサイクルステーション等の拠点を設け、ツアーの提供やサイクリングガイド、レンタサイクル事業などを行っている事例もある。

 スクールを運営する自転車冒険家の小口良平さんは、自転車で世界一周をした後、グラバイの代表として自転車の観光ツアー造成やサイクルマッププロデュースを行う。小口さんが長野県を中心にサイクルツーリズムを推進していく中で、地域にハブとなる人たちがいることによって地域の事業者や行政と連携することができ、まちづくりが発展することを実感。地域を構成する観光、健康、環境整備、教育などのハブとなれる自転車ガイドを「まちづくりサイクルリーダー」と呼び、同スクールでガイドを養成して、まちづくりを推進する。

 小口さんは「辰野町は有名な観光地ではないが、そこでもツアーが作れることに魅力を感じて全国から参加者が集まっている。4年目となる今回は、これまでのメソッドが詰め込まれた充実した内容になる。まちづくりの仲間もできるので、期待して参加してほしい」と意気込んだ。

 オンライン講座は3回で、実技講習は5月20日~22日を予定。現在、第4期生を募集している。3月18日にオンライン事前説明会を開催予定。参加費は宿泊費込みで7万9,500円。定員は9人。ウェブサイトで4月21日まで、申し込みを受け付ける。

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