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防災交流施設「みのわBASE」完成 町のさまざまな世代が集える拠点に

省エネルギーに配慮したNearly ZEB認証も取得している「みのわBASE」

省エネルギーに配慮したNearly ZEB認証も取得している「みのわBASE」

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 「箕輪町防災交流施設(愛称「みのわBASE」)」(箕輪町中箕輪)が完成し、4月26日、白鳥政徳箕輪町長、工事関係者、地元代表ら約40人が竣工(しゅんこう)式に出席した。

オープニングイベントでの「忍者ショー」には多くの子ども連れが来場し、集中して忍術を習う姿も

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 町民からの意見を広く募って基本計画を策定した同施設は、老朽化していた町社会福祉総合センターの機能を維持しつつ、防災機能を兼ね備えた施設を目指し2019年に検討を開始。5年以上の年月をかけて待望の竣工を迎えた。

 白鳥町長は「高校生や施設利用者へのアンケートや住民ワークショップ、パブリックコメントなどの多くの町民の皆さまから意見を頂き、施設のコンセプトを決め設計に至った。さまざまな世代の町民が集い交流し、活動する新たな空間となるようにと努めていく」と竣工式であいさつした。

 愛称の「みのわBASE」を命名した会社員の小幡直久さんと池上稔さんも式に出席。「名付け親」として感慨深い様子でロゴ入りの看板の前で記念撮影を行った。

 鉄骨2階建て、延べ床面積は1085.56平方メートル。太陽光発電設備65キロワット、蓄電池15キロワット、非常用LPG発電機(54キロワット)2台を備え、約100人の3日間分の電気と水を確保した。1階にフリースペース(キッズコーナー、図書・AVコーナー)、カフェコーナー、ラウンジ、ギャラリー、防災倉庫、事務室を設け、2階には学習室と3つの会議室を備える。

 27日午前にはオープニング記念イベントを開催。幅広い世代の活用を想定した施設ということから、忍者ショーや忍者体験、エアロバイク発電体験など子ども向けアトラクションに加え、松川町からキッチンカーを含め複数の店が出店。ドリンク、りんごあめ、フルーツの詰め合わせや特産品なども販売し、さまざまな世代が集まった。

 同級生の碓井志桜里さんと2階の学習室を見学した伊那北高校3年生の深澤成美さんは東京への大学進学を目指している。「座り心地も雰囲気もいいので、受験勉強に集中できそう。頻繁に通いたい」と話していた。

 子ども2人を連れて1階の図書・AVコーナーを見学した30代男性は「図書コーナーがあるのはありがたい。子どもたちが友達同士で集まることもできるので、このような拠点ができて親としてもうれしい」と感想を述べた。

 ジャズダンスを習っている70代女性は、会議室を1時間1,200円でレンタルできると知り、レッスンスタジオの候補として下見に来たという。「鏡張りの会議室があり、レッスンに向いている。ダンスの先生に早速報告したい」と話していた。

 開館時間は9時~21時30分(カフェコーナーは10時30分~17時30分)。第3日曜休館。カフェコーナーは火曜・第3日曜定休。

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