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辰野で千田康広さん「アナレンマ」常設展 ほたる祭り期間に合わせ毎日上映

旧安藤精麦倉庫での常設展示「アナレンマ」(写真提供=Yo Oki Design)

旧安藤精麦倉庫での常設展示「アナレンマ」(写真提供=Yo Oki Design)

 千田(ちだ)泰広さんの光の作品「アナレンマ」を常設する旧安藤精麦倉庫(辰野町辰野)が現在、「ほたる祭り」の期間に合わせて毎日上映している。

アナレンマ(写真提供=Yo Oki Design)

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 「世界の9人の光のアーティスト」(ARTDEX 2019)にも選ばれたアーティスト、千田泰広さんの作品「アナレンマ」。アナレンマの中では「世界最大級」だという200平方メートルの規模で、常設展示は現在、世界唯一となる同作品。常設展示を千田さんと企画する一般社団法人「〇(まる)と編集社」代表理事の赤羽孝太さんは「辰野町の空き家や空き店舗をギャラリーに見立て、国内外のアーティストが町に滞在して制作した作品(インスタレーションなど)を公開する『トビチ美術館』のアドバイザーを2023年から千田さんに依頼しており、昨年は千田さん自身の作品としても、この『アナレンマ』を制作・展示してもらった。空間のインスタレーション作品は絵や彫刻と違って移動できないもの。千田さんの作品を常設している会場が他にないことから、旧安藤精麦倉庫を通年で借り受け、そのまま作品を残すことにした」と振り返る。

 同作品は千田さんがアシスタントと2人で8日間かけて設置。工業用のミシン糸をクモのように張り巡らせ、使った糸の長さは32キロに及ぶ。会場の音源も展示に合わせ制作したという。赤羽さんは「糸に光を投影させることで光が動いているように見える作品。ヨーロッパでは城や森の中で開かれてきた。今回の展示会場は麦の保管倉庫として使われていた場所で、天井の高さが5メートル以上ある空間。通常の美術館などの四角い空間とは違い、暗闇の奥に暗闇があるような奥行き感や、柱や梁(はり)まで作品の一部になっているのも見どころ。初めて体験すると大人も子どもも同じ反応をする」と話す。トビチ美術館の期間終了後の1月から常設展として、毎週土曜日に上映してきた。

 上映時間は1回30分。通常6回の上映を、ほたる祭り期間は午前2回(10時・11時)、午後8回(13時~20時に1時間ごと)の計10回に増やし、毎日上映する。赤羽さんは「1,000円の入場チケットには、子どもたちへのプレゼントチケット『未来チケット』代も含まれており、中学生以下はそのチケットで無料鑑賞できる仕組み。実際に足を運んで見ないと伝わらないのも、このアート作品の魅力。動画や写真の撮影もできるので、SNSなどへもどんどん投稿してもらえたら。大人にも未来の世代にも積極的にアート体験をしてもらいたい」と呼びかける。

 入場料は大人1,000円。中学生以下は「未来チケット」で無料。今月22日まで。

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