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伊那・長谷に「ヨゴダ・ステイアンドリトリート」 人と自然がつながる拠点に

宿泊施設「ヨゴダ・ステイアンドリトリート」前に立つオーナーの余語宏紀さん・栗子さん夫婦

宿泊施設「ヨゴダ・ステイアンドリトリート」前に立つオーナーの余語宏紀さん・栗子さん夫婦

 宿泊施設「ヨゴダ・ステイアンドリトリート」(伊那市長谷)が伊那に開業して、6月15日で3カ月がたつ。

男女別のドミトリーには2段ベッドを5台ずつ備える

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 経営するのは余語宏紀さん・栗子さん夫婦。南アルプス登山の拠点や、長谷の自然や人とのつながりを通して心身を整える滞在拠点になることを目指して開いた。余語さん夫婦は2022年に長谷へ移住。今年3月、元JAの研修施設を改修し同施設を開業した。施設は男女別のドミトリー形式で、各室に2段ベッド5台を備え、定員は20人。施設内にはシャワー室や共用の調理室を備え、長期滞在や自炊にも対応する。南アルプス登山の前泊・後泊のほか、観光やワーケーションなど幅広い利用を想定する。

 登山客向けには、宿泊予約時に林道バスの前売り乗車券を購入できるサービスを用意。早朝の券売所の混雑を避けられることから、利便性の向上につなげている。合宿や研修などの団体利用、施設貸し切りにも対応。同施設が力を入れるのが、長谷の自然や文化を体験する「ウェルネスリトリートプラン」。常福寺での朝の座禅体験や、長谷さんさん農園での農作業体験、ヨガインストラクター資格「RYT200」を持つ宏紀さんによるヨガクラスなどを組み合わせる。

 施設づくりの原点には、2人の海外での経験がある。宏紀さんは、米西海岸を縦断するロングトレイル「パシフィック・クレスト・トレイル」を半年かけて歩いた。旅の途中では週1度ほどゲストハウスに滞在しながら各地の旅人と交流し、自然の中で癒やしや活力を得て再び日常へ戻っていく人たちと出会ったという。その後、2人でインドに滞在しながらヨガを学び、リトリート施設で1カ月を過ごした。世界各地から訪れた人たちが心身を整え、リフレッシュして帰っていく姿に触れた経験が、現在の施設運営につながっている。

 開業後は近隣中学校の卒業旅行や大学ゼミの合宿、ヨガ指導者らが利用したという。今後は本格的な登山シーズンを迎えるほか、リトリート利用の拡大も目指す。宏紀さんは「長谷には里山の暮らしや自然、人とのつながりが今も残っている。登山でもリトリートでも、この場所でゆっくり過ごすことで元気になって帰ってもらえたら。長谷を楽しむ拠点として、多くの人に利用してほしい」と話す。

 宿泊料金は素泊まり1泊5,500円。ウェルネスリトリートプラン料金は1泊2食・体験付きで1万1,000円。1週間連泊で1泊当たり15%、1カ月連泊で同20%を、それぞれ割引く。

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