「森と関係性再考」をテーマにした講座「伊那谷フォレストカレッジ」が11月13日から開講する。企画運営は「やまとわ」(伊那市西箕輪)。
林業や地域づくりに関心を持つ人を対象に2020年に開講した同企画は今年で6回目。林業を盛り上げるためには、業界や分野を越境して森に対するつながりを増やしていくことが必要だと考え、今年のテーマには交差受粉を意味する「cross-pollination(クロス・ポリネーション)」を掲げる。企画担当の黒岩麻衣さんは「異なる花の花粉が交わることで、新しい実を結ぶ生態系の営みを指す、受粉から着想を得たテーマ。さまざまな視点が混ざり合うといいなと考えた」と話す。
講座はオンラインでの顔合わせを兼ねたオリエンテーションと、2泊3日の現地講座「森でつくるコース」「森で企てるコース」を組み合わせたプログラム。初日は森の中で両コース合同の開講式を行い、「週末縄文人」の縄さん・森林ディレクターの奥田悠史さんを講師に迎え、火起こしや対話の時間を持つ。夜は廃校を活用した森の複合施設「yama-niwa(ヤマニワ)」に場所を移し、2コース共通で「編集」の視点を学ぶ。2日目は「森でつくるコース」は木曽谷、「森で企てるコース」は伊那谷をフィールドに受講。各コースで学びを深める時間だけでなく、夜は2つのコースが混ざり合い、お互いの体験を共有する時間も設ける。
黒岩さんは「毎年、県外からの参加と県内参加者が半々くらい。移住を検討している人の参加も多いが、自然と関わることをしている・してみたい・既に始めていて困っていることがあるなど、『とっかかり』を探している人にもお薦め。講師の話を聞くだけではなく、聞いた上で自分の考えを振り返る時間、参加者同士で話し合う時間がある。それぞれの時間の中で自分の中にある本音や内省する機会にもなれば」と参加を呼びかける。
参加費は、一般=1万円、学生=5,000円。定員は、森でつくるコース=12人、森で企てるコース=18人。申し込み締め切りは10月19日。