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南箕輪のサブウェイ店内にコーヒー専門店「マノア」 ハワイ出身店主が開く

ハワイ出身店主のチャールズさん。コーヒーはサイホン式

ハワイ出身店主のチャールズさん。コーヒーはサイホン式

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 コーヒー専門店「MANOA(マノア)」が、サンドイッチ店「サブウェイ・ルート153南箕輪店」(南箕輪村)の店内にオープンして、4月11日で2カ月がたつ。

店内はゆったりしており、木をたくさん使った内装

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 店主のチャールズさんはハワイのオアフ島出身。店名の「MANOA」はハワイ語で「広い、厚い、しっかりしている」などの意味があるという。ホノルル地区の地名や谷、川、滝の名称にもなっている。「故郷のハワイはもちろん恋しくなるので、1~2年に一度は帰省している。寒い冬に伊那谷を離れてハワイに滞在するのがベストな選択かも。複数の拠点があるのはいいこと」とチャールズさん。チャールズさん不在の期間はスタッフが対応する。

 チャールズさんは約13年間、「珈琲(コーヒー)館伊那店」をフランチャイズ(FC)経営していたが2023年9月に閉店。「サブウェイ・ルート153南箕輪店」内に新たなカフェスペースを設けることにした。

 開業に際し、最新式の焙煎(ばいせん)機、ミルクスチーマー、ラ・マルゾッコ社(イタリア)製のエスプレッソマシンを導入した。一方、珈琲館伊那店で使っていた機材も有効活用したいと考え、当時使っていたサイホンはマノアでも引き続き使う。ブレンドコーヒー(400円)、スペシャルティコーヒー(500円~)のほか、エスプレッソや紅茶なども用意する。

 コーヒー豆はコロンビア、エチオピア、ブラジル、インドネシア産などを取り扱っている。将来的には出身地でもあるハワイコナ産も取り入れ、焙煎したコーヒー豆の店頭販売も計画している。「海外で人気のある日本の抹茶を輸出したり、空き家を改修してゲストハウスを始めたりするなど、新たなビジネスにもチャレンジしたい」と意欲を見せる。

 木の素材をふんだんに使う店内は、古木の梁(はり)と柱をアクセントとして使い、シンプルながら開放的な空間が特徴。

 伊那市在住の40代男性は「もともとそれほどコーヒーに興味があったわけではないが、珈琲館伊那店をたまたま訪れ、以降週3~4回は通うようになった。チャールズさんのコーヒーへのこだわりを感じてファンになった。チャールズさんをはじめ、店員さんが気さくに声をかけてくれ、印象が良かった」と話す。新店にも同じペースで通っているという。

 今春、伊那小学校に3人の子どもたちを通わせるため兵庫県神戸市から教育移住してきた中辻麻子さんは「車で通りかかり、とても気になっていたので今日初めて入った。プリンもコーヒーもおいしく、お気に入りの場所になった」と話す。

 営業時間は10時~19時。

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