
コーヒーと焼き菓子のカフェ「yamawarau coffee roaster(ヤマワラウ・コーヒー・ロースター)」(伊那市新山)が4月6日で1周年を迎えた。
店主の入江信文さんと妻の春菜さんが経営する同店。焙煎(ばいせん)を担当するのは春菜さんで、焼き菓子を担当するのは信文さん。2人はコーヒーの産地であるグアテマラ、エルサルバドル、ニカラグア、コスタリカの4カ国、計16のコーヒー農園を訪ね歩き、セレクトしたコーヒー豆を取りそろえる。
メニューは「ヤマワラウブレンド」「ホシガラスブレンド」(以上550円)、「コスタリカ ピエ・サン エル・タホ(浅いり)」(600円)、「ニカラグア ママミナ(中いり)」、「ホンジュラス セロ・アスール(深いり)」(以上550円)など。焼き菓子は日替わりで「マドレーヌ」(300円)、「コカーダ」(380円)、「アソートクッキー」(540円)など。
春菜さんは「市内はもちろん、駒ケ根市や飯田市などからも来てくれる人もいる。農作業の休憩で同店を使ってくれる地域の人がいることも、地元の人に喜んでもらえていると感じることができてとてもうれしい。一人でゆったりとした時間を楽しむ人もいたり、子連れで来店し店の周りを散策する人もいたりと、皆さんに自由な時間を楽しんでもらえている」と話す。
1周年記念で限定豆とグッズも用意した。かんきつ系や華やかさをイメージし焙煎したという「ファーストアニバーサリー・ブレンド(浅いり)」(600円)は4月末までの期間限定。信文さんの友人で、京都にあるフランス伝統菓子と自家製ビーントゥバーチョコレート店「Un Son Doux patisserie(アン・ソン・ドゥ・パティスリー)」店主の清水孝志さんが同店のために作った「ファーストアニバーサリー・チョコレート)」(250円)、山好きの2人が登山後に温泉に行くのが趣味ということから作った「ヤマワラウ温泉タオル」(330円)、自宅でもコーヒーをいれる人が増えてほしいと、コーヒー豆の保存などに使える「ヤマワラウオリジナルロゴ入りコーヒーキャニスター」(1,500円)も数量限定で販売する。
春菜さんは「この1年は季節に合わせブレンドを焙煎したり、夏はコーヒーフロートを作ったりするなど、楽しみながら営業してきた。2年目もお客さまと関わり合いながら、さらにパワーアップしていきたい」と意気込みを見せる。