
辰野町の町花でもある福寿草の開花に合わせ「沢底福寿草まつり」が2月22日、沢底入村ふれあいセンター(辰野町澤底)で開催される。主催は沢底の地域住民から成る実行委員会。
開幕式では辰野中学校ブラスバンド部の演奏や、信州辰野太鼓龍翔会の和太鼓、沢底地区の子どもたちによる花笠音頭の披露がある。
会場では地域住民が豚汁やおはぎ、寒風にさらして数日かけて作る信州の郷土料理「凍り餅」(12個1,200円)を販売する。実行委員の有賀茂人さんは「地域の方が寒い中で毎日欠かさず凍り餅の管理をして、例年よりも特にきれい」と笑顔を見せる。キッチンカーの出店もあり、会場に飲食スペースを設ける。
有賀さんは「地域住民の高齢化に伴い運営も大変になっているが、今年で19回目を迎えることができた。鑑賞期間中のみ遊歩道を設置し、福寿草を見てもらえるようにしている。雪の中から顔を出す福寿草で、一足早い春を感じでもらいたい」と来場を呼びかける。
開催時間は9時~15時。駐車場は沢底公民館。駐車場から会場までの送迎あり。沢底入村ふれあいセンターは鑑賞期間の3月1日まで休憩所および売店として開放する。