伊那谷エリアで「酒」の生産拠点を巡るバスツアー「伊那谷の酒を巡るツアー」が12月1日、開催される。主催はinadani SEES(イナダニシーズ)。
全国から参加者を募る同ツアー。企画担当者の黒岩麻衣さんは「食や酒に関わる仕事をしている人やこれからしようと考えている人に、酒という切り口で伊那谷の地域性や農産物も知ってもらいたい。関東から日帰りできるように岡谷駅発着で企画した」と話す。
当日は、地元の酒を仕入れる販売店「酒文化いたや」でオリエンテーションと伊那谷全体の酒の概要を説明し、クラフトビール醸造所「In a daze brewing(イナデイズブルーイング)」、シードル醸造所「カモシカシードル」、ウイスキー工場「マルス駒ケ岳蒸溜所」の順に回って、見学と飲み比べをしてもらう。最後に地元食材を使った料理を提供する店「kurabe(クラベ)」で料理と酒のペアリングを楽しんでもらう。
黒岩さんは「伊那谷地域は一次産業と密接な地域。地元の農産物や松葉などから作られるビールについての話や、標高の高い場所で作られるリンゴの酸味がシードルのおいしさを決めるという話など、生産者や醸造家からさまざまな話を聞くことができる。伊那谷地域の豊かな環境や素材にも目を向けてもらい、お酒を味わいながら参加者同士でも情報や意見の交換を楽しんでもらえれば」と呼びかける。
参加無料。飲食代は実費(1万円程度)。