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箕輪町に和菓子店「味菓町しばらく」 出来たてを提供

店主の春日雅晃さんと妻の綾子さん

店主の春日雅晃さんと妻の綾子さん

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 和菓子店「味菓町(みっかまち)しばらく」が箕輪町(三日町)にオープンして、9月3日で1カ月を迎える。

塩どら焼きは後から塩を加えることで部分的に塩味を感じられるという

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 店主の春日雅晃さんは伊那市出身。福井県の大学に通いながら6年間、和菓子店でアルバイトをしたことがきっかけで和菓子の道を志した。

 春日さんは「出来たての菓子の味わいや良さを伝えるために、意図して日持ちがしない商品をそろえている。ほとんどの商品の賞味期限は1、2日程度、長い物で3日ほど。買ったその日に味わってもらいたい」と話す。

 お薦めという「酒万十(さかまんじゅう)味菓ボウズ」(200円)の皮には、辰野町の小野酒造「夜明け前」の酒かすを練り込み、中にはアズキの皮をむいてさっぱりとした味わいという皮あんを使う。「ずく餅」(110円~)は団子とおはぎの中間のような食感にこだわったという。「みたらしのたれには自家製のしょうゆこうじを使ってコクを加えた。ずく餅はそのままで食べたいというお客さんの声から生まれた。ずく餅のアソートも若い世代や子ども連れの家族に人気がある」と春日さん。「塩どら焼き暫(しばらく)」(230円)やくずバー(250円)のほか季節限定商品も用意する。

 7歳と4歳の子どもを連れて来店した女性は「3回目の来店。子どもがくずバーのソーダ味とパイナップル味が大好きで買いに来た」と話す。

 春日さんは「ほかの和菓子店や飲食店とのコラボ商品を開発したり、和菓子に合うオリジナルのコーヒーを作ったりしたい。枠にとらわれずにさまざまなことに挑戦して上伊那を盛り上げていけたら。若い人方や子どもの和菓子離れを食い止める一端を担いたい」と意気込む。

 営業時間は9時~17時30分。日曜・月曜定休。テイクアウトのみ。

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