
「多文化共生」のための意見交換やワークショップを行うイベントが9月6日・7日、産業支援センターみのわ(箕輪町中箕輪)で開催される。
「多文化共生」をテーマに、日本語教室やイベントの開催・学生の勉強のサポートなどを行う「多文化LIFE」が企画した。主催は箕輪町役場暮らしの安全安心課。両日共にアドバイザー・講師として明星大学人文学部国際コミュニケーション学科准教授で一般社団法人「多文化社会専門職機構」理事・事務局長の菊地哲佳(あきよし)さんを招く。
6日は「多文化共生のための広域ネットワークづくり」について地域の活動状況や課題の共有、ネットワークづくりに必要なことなどについて意見交換会を実施。主に多文化共生に関わる人や興味のある人向けとなり、専門的な内容になるという。
翌7日は、東日本大震災で「災害多言語支援センター」の運営に従事した菊地さんが考案した、防災をテーマに対話を促し、日本人住民と外国人住民が共に地域防災を考えるワークショップ「NICE(ナイス)」を行い、「やさしい日本語」を使い交流を促す。多文化LIFE代表の入倉眞佐子さんは「参加者が防災知識を学びながら、地域や地域住民を知る『きっかけの場』となるような会にしたい」と話す。
入倉さんは「多文化共生の受け入れ体制など国の方針がさまざま変化している。『知らない』ではなく、互いが情報公開してコミュニケーションを取っていくことが大切。国籍関係なく、垣根のない関係性を築いていけたら」とも。
開催時間は、6日=15時~16時30分、7日=9時30分~11時30分。参加無料。申し込み優先。