
11月23日に開催される「第13回飯島町米俵マラソン」のエントリーの受け付けが9月1日に始まる。
2013(平成25)年に始まった同企画。競技用に作られた重さ3キロの米俵を担いで町内のコースを走る「10キロマラソン」「5キロマラソン」、小学3年~6年生が走る「ちびっこマラソン3.4キロ」、小学2年以下~園児対象の「親子ペアマラソン」を用意する。
大会の発案者で実行委員の酒井裕司さんは「飯島町は上伊那地域の中では人口減が激しい。農地面積の8割が米栽培を行う同町は米が特産なので、米を使ったまちおこしを考えた。江戸幕府の直轄領『天領』だった歴史もあり、米俵を担いで年貢を納めるのをイメージして企画したのが始まり」と振り返る。
ランナーが担ぐ米俵は肩に担げるサイズを意識して作られており、実行委員や地元企業が毎年参加人数分の米俵を用意する。「1回目の開催時に、飯島町に米俵を作れる職人がいたので、すぐに弟子入りして作り方を覚えた。米俵を毎年作る都合上、参加者は400人限定になる」と酒井さん。「まちおこしで始めたことが、日本の伝統文化を伝える役割にもなっていると感じている。当日はご飯の振る舞いもある。制限時間はたっぷりあるので、飯島町に足を運んでもらって、楽しんでもらえたら」とも。
開会式は10時~。スタートは、ちびっこマラソン・親子ペアマラソン=10時20分、10キロマラソン=11時、5キロマラソン=11時20分。参加費は、10キロ=6,000円、5キロ=3,000円(以上、米俵付き)、ちびっこマラソン3.4キロ=1,500円、親子ペアマラソン=2,000円。