地域の空き家について考えてもらう「私たちのまち、伊那の空き家まちづくりセミナー」が1月26日、伊那市創造館(伊那市荒井)で開催される。主催は一般社団法人タガヤス。
タガヤスが伊那市・松本市と共に取り組む空き家対策モデル事業の一環。タガヤスのメンバーで、空き店舗を活用して移住相談窓口や地域の交流拠点「すまいテラスいな」(同)を2024年6月に立ち上げた鈴木孝之さんは「空き家が増えていく中で大切なのは、人と人との関わりから空き家の活用を生み出していくこと。空き家やまちづくりについて考える機会を持ってもらえたら」と話す。
第1部では、「タガヤス」代表理事の小沢理市郎さんが空き家の現状や、地域のまちづくりの視点についての基調講演を行う。鈴木さんは、借り手の思いを公開し空き家の解消に取り組む「さかさま不動産」の長野支局伊那営業所を同年3月に立ち上げた小嶋郁哉さんと「伊那での空き家まちづくりの可能性」と題してパネルディスカッションを行い空き家活用の事例や今後の展望などを話し合う。
第2部には、タガヤスが開発したボードゲーム「空き家すごろく」「空き家かるた」を使うワークショップを用意。空き家に関するさまざまな出来事が起こるゲームを進めながら地域や空き家について学んでもらう。ゲームを開発した小沢さんは「子どもから高齢者まで楽しめるゲーム。特にかるたは子どもたちに人気。気軽に参加してもらえれば」と話す。
開催時間は13時~17時15分。ワークショップ参加には申し込みが必要。