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伊那にパーソナルジム「ウィル」 作業療法士が開設、交流できる空間にも

オーナーの有賀康大さん

オーナーの有賀康大さん

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 パーソナルジム「will(ウィル)」(伊那市荒井)が6月4日、オープンした。

走れるレーンや更衣室も完備

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 オーナーの有賀康大さんは伊那市出身。体育教員を目指していたが進路に迷い、母が介護士だったことにも影響を受けてリハビリの道へ。作業療法士として上伊那生協病院で勤務し、寝たきりの患者やその家族と向き合う中で介護予防事業に関心を持つように。その後、高齢者の健康事業の経験を経て、通り町商店街の一角の空き店舗をリノベーションして開業した。

 通り町商店街は「居場所づくり」を掲げたスペースや店舗が増えてきており、同店も「人とのつながりをつくる空間にしたい」という思いで、カフェのような空間にしたという。飲食の提供はしないが、コンセントとWi-Fiを完備。勉強や交流に使えるカウンター席を設け、学生は無料で利用できる。

 同店のコンセプトは「動くを鍛えるパーソナルジム」。有賀さんがリハビリの仕事をしている中で、患者の体が動けばリハビリを頑張るモチベーションが上がったり、患者と作業療法士の心が通うようになるとリハビリに積極的に取り組むようになったりする姿を見て、「体と心の両方の動きをサポートしていきたい」と思うようになったという。

 トレーニング空間が広いことから走れるレーンも設け、ハードルやボックスジャンプなど10種類以上の器材を用意。介護予防だけでなく、減量目的やスポーツトレーニングなど、利用者に合わせて個別のトレーニングプログラムを提供する。有賀さんは「心身の健康には、人とのつながりも大事。トレーニングだけでなく利用者の相互交流ができる空間にしていきたい。一緒に健康な体づくりができれば」と。

 入会金は1万円、料金プランは週1回(月4回)1万4,500円(高校・大学生は1万1,600円)ほか。営業時間は、平日=10時~19時30分、土曜=9時~18時。日曜定休。

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