ヨガインストラクターの林智香さんが運営する「りららぼ」主催の朝ヨガイベントが6月2日、駒ヶ根パノラマ愛の家(駒ヶ根市東伊那)で開催された。
民泊施設「LOGHAKU CAPRI(ログハクカプリ)」オーナーの河上和弘さんが昨年11月、ヤギを飼っている庭をヨガの会場として提供したのが始まりで、今回は2回目の開催。当日は雨が降ったこともあり、会場を「駒ヶ根パノラマ愛の家」に移して開いた。普段はヨガに合わせて音楽をかけることが多いが、この日は雨音をBGMに7人の参加者がヨガを楽しんだ。
「スマホなどの電子機器と日常的に触れていると多くの情報が無意識のうちに入ってくるので、自分とゆっくり向き合う時間がなくなってしまう。自分を大切に扱う時間として、痛いところはないか、不調はないかなど、いろいろと体を動かしながら確認してほしい」と林さん。ストレッチポールで体を十分に伸ばし、筋肉をほぐしてからヨガのポーズへ誘導する。理学療法士の資格を持ち、介護施設でリハビリも行う林さんは、多くの高齢者を見てきた経験から「体は使わなければ筋力が衰え動かなくなってしまう。普段使わない筋肉を意識してストレッチを」と、参加者に声をかけた。
ヨガの後にはお茶会も開催。河上さんの手作りマフィンとクリームブリュレ、伊那市内にあるハーブティー茶葉専門店「ハーバルリーフ」の4種類のハーブティーを提供した。お茶会には、ヨガ参加者のほかに林さんの夫と2人の子ども、長男、河上さんも参加。地元の人、移住した人、それぞれがこの地域への思いを語った。
「子どもを産んだ後も得意分野を生かし、その人しかできない仕事を続けている女性が多くいて元気をもらえる」と林さん。愛知県から移住し、現在は飯島町のシェアハウスに暮らしながら水引をベースに雑貨を作る前原由希奈さんも「起業を含め、自分がやりたいことを応援してくれる人にたくさん出会えるのがこの地域の特徴」と上伊那エリアの魅力を共有した。
同施設の庭で開く屋外ヨガは今後も、不定期で開催予定。