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辰野で「信州辰野ほたる祭り」 「たつのピッカリ踊り」も5年ぶりに復活

辰野ほたる祭り実行委員会事務局の丸山さんと松島さん

辰野ほたる祭り実行委員会事務局の丸山さんと松島さん

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 「第76回信州辰野ほたる祭り」が6月8日~16日の9日間、辰野ほたる童謡公園(辰野町上平出)で開催される。

昨年は約11万匹のホタルが発生した(辰野町観光協会提供)

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 昨年は約10万人が来場した同イベント。期間中はホタルの鑑賞ができ、辰野駅前の下辰野商店街に屋台が並ぶ。土曜・日曜は歩行者天国になり、今年は町民参加の「たつのピッカリ踊り」が5年ぶりに復活する。

 ホタルの鑑賞ができる辰野ほたる童謡公園は、ホタルの餌となるカワニナやホタルの生息に適した用水路が整備されている。毎年、町や地域住民などで草刈りや水路の清掃を行うほか、町内の「ホタルラボ」では、ホタルやカワニナの研究を行い、保護活動を継続してきた。園内は水路を囲むように遊歩道が整備され展望デッキもあるため、さまざまな角度からホタルを鑑賞することができる。昨年は約11万匹のホタルが出現したが、同町の観測によると、今年は例年に比べホタルの幼虫の発生数が減少しており、出現数は少なくなる見込み。

 実行委員会の丸山達也さんは「全国的にホタルが減少しているが、ほたる童謡公園内では、一斉にホタルが乱舞し、天然のイルミネーションのように見える。昔ながらの里山の日本の原風景を思い浮かべながら、来場者の皆さんに鑑賞してもらえれば」と話す。

 商工会では当日、町内の推し店(好きな店舗)を投票するイベントを行い地元企業を盛り上げる。商店街の休憩所では、移住者と地元住民それぞれの視点から町の魅力を伝える写真展「暮らしのこもごも展」も開催予定。

 来場者の混雑緩和のため、今年から園内を一方通行に変更。インバウンドや日本に住む外国人に向け、英語、中国語、韓国語、やさしい日本語で園内アナウンスを放送する。

 ホタル保護育成協力金として入園料は500円。公園へのアクセスは辰野駅から徒歩約15分。駐車場マップは観光サイトのホームページに掲載。土曜・日曜のみ30分ごとに満車情報を更新する。

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