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南箕輪村のナポリピッツァ店「アルコバレーノ」が2周年 ボンボローニも人気に

シーフードバジル(手前)と生ハム野菜(奥)

シーフードバジル(手前)と生ハム野菜(奥)

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 大芝公園内の施設にあるナポリピッツァの店「アルコバレーノ」(南箕輪村)が4月29日で2周年を迎えた。

土曜・日曜・祝日限定で販売する生ドーナツ「ボンボローニ」

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 店主の曽山絵里さんは南箕輪村出身。「自分の店を持ちたいという思いが店を開いたきっかけ」と振り返る。

 「店を開く前は会社員をしながらダンスをしていたこともあり、ミュージシャンを地元に呼んで音楽イベントを開いていた。イベントの会場探しに苦戦する中、イベントも開ける自分の店があればいいなと考えるようになった。もともとピザは趣味で作っていたが、ナポリピッツァの伝統的なレシピを追求したいという思いもあった。当時は上伊那にナポリピッツァ店がなかったこともあり、ナポリピッツァ店を開くことを決めた」と振り返る。

 曽山さんは、松本にあるPizzaVerdeMatsumoto(ピザベルデマツモト)の五味さんの元で修業を積んだ。その時期に現在の店がある大芝公園の社長と出会い、開店に至ったという。

 「店を経営しているとお客さんの反応がダイレクトに伝わってくる。オープン以来、『こうしたら喜んでもらえる』『こうしたら駄目だ』と、トライアンドエラーで日々改善を続けている。忙しい中でも楽しい2年間だった。皆さんに喜んでもらえるように、そしてスタッフが働きやすい環境を作れるようにしていきたい」と曽山さん。

 昨年1月と今年3月にはピザの大会にも出場した。「先輩方が互いをリスペクトし合っているのが伝わってくる、熱量や向上心がとても高い大会。自分もそんな場所に身を置きたいと考え参加した。ピザの大会は女性の参加は少なく珍しい。多くの人の前でピザを焼いていく大会の雰囲気や、普段とは違う道具やまき、火加減調整など、緊張で手が震えながら挑戦した。大会の他にも、上田市内のショッピングモール『アリオ上田』やVC長野トライデンツのホームゲーム会場でも出店してきた」と振り返る。

 昨年2月から土曜・日曜・祝日限定で生ドーナツ「ボンボローニ」の販売も始めた。「いろいろな店を巡りボンボローニを研究した。今ではボンボローニ目当てに来てくださるお客さまもいるほど、人気商品になった。早い日には午前中に売り切れてしまうこともあるので電話で予約してもらえると確実」と曽山さん。

 メニューは「マルゲリータ」(Sサイズ950円、Mサイズ1,850円)、「シーフードバジル」(同1,400円、同2,300円)、「生ハム野菜」(同1,400円、同2,300円)、「犬用ピザ(マルゲリータささみ)」(500円)など。ボンボローニは「プレーン」(250円)、「クレマ」(380円)、「リモーネ」(400円)など。

 この日、犬を連れてピザを食べに来た40代女性と男性は「大芝公園がとても好きで諏訪から何度も通っている。ピザ店は毎回休業日と重なってしまっていたので、今回初めて食べることができた。シーフードバジルと生ハム野菜を食べた。生地がもちもちでとてもおいしかった。犬用のピザがあることを知らなかったので、次回は犬用ピザを頼んでみたい」と話していた。

 曽山さんは「これからも新たなことにチャレンジしたい。当初の目標だった、食と音楽とダンスのイベントを開ける2店舗目を持ちたい」と意欲を見せる。

 営業時間は10時~16時。水曜・木曜定休。

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