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箕輪町の景勝地・萱野高原で「山開き」イベント シーズン到来祝う

標高1200メートルの景勝地で伊那谷を一望できる

標高1200メートルの景勝地で伊那谷を一望できる

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 萱野(かやの)高原のシーズン到来を祝う「山開き」イベントが4月21日、かやの山荘(箕輪町三日町)前で行われた。

神事で登山者の安全を祈願

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 満開のミツバツツジやトウゴクミツバツツジ、オオヤマザクラが色鮮やかに開花する時期と重なった。トウゴクミツバツツジは東日本の標高の高い山地に多く見られる紅紫色の花で、箕輪町では別名のイワヤマツツジで親しまれ、この呼び名で町の花になっている。

 標高1200メートルの箕輪町の萱野高原からは、伊那谷と北アルプス、南アルプス、中央アルプスを一望できる。山頂には展望台を設け、キャンプ場、植物園、アカマツやシラカバ林を縫うように整備された遊歩道もあり、大自然を体感できる「信州のサンセットポイント100選」に選ばれる景勝地。

 主催した箕輪町観光協会の釜屋美晴会長は「山であり、高原でもある萱野高原は四季折々の花々と伊那谷を一望でき、ゆったりと過ごせる貴重な場所で見どころも多い。キャンプに最適な季節が来たので、テントを持参し一晩過ごすのもお勧め。多くの人に訪れてほしい」と呼びかける。

 10時から神事を行い関係者で安全を祈願。11時からは一般向けイベントとして、シイタケ菌打ち体験を行い、石焼き芋と、町内のメキシカンフードレストラン「ゆとろぎRoom5884」が用意したブリトーを来場者に振る舞った。

 コロナ禍では南小学校の児童のみを招待していたが、本年度は一般向けに広く案内し、約50人が列を作った。町内からシイタケ菌打ちを体験しに父親と弟と訪れた川上陸くん(中部小学校4年)は「シイタケは好物で、冬に鍋に入れてたくさん食べた。持ち帰って大事に育てたい」と焼き芋を頬張りながら話していた。

 町内から友人と訪れた50代女性は「萱野高原は、仕事の合間や休日の朝など、年に何度も訪れるお気に入りの場所。展望台からの眺めも良く、のんびり過ごせる。ライブ会場にもなるデッキも素晴らしく箕輪町の宝物。町中からたった5キロという距離で来られる気軽さもいい」と話す。

 併設するキャンプ場は4月22日から11月中旬まで利用可能。

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