映画「人生、いろとりどり もうヒトハナ、咲かそ。」の鑑賞会を核とした箕輪町公民館「ふきはら大学」公開講座が12月24日、地域交流センター(中箕輪)で開催される。
同作品は、過疎化と高齢化が進む徳島県上勝町で、農協職員が提案した葉っぱや草を料理を彩る「つまもの」として販売するビジネスに取り組み、年商2億円以上を稼ぎ出す事業へと成長させ、人口増加にもつながった実話がベースになっている。幼なじみの女性3人(吉行和子さん、富司純子さん、中尾ミエさん)が葉っぱビジネスに参加することになり、周囲からは冷ややかな目で見られながらも、事業を通じて、夫婦や家族の絆、生き方を見つめ直し、生きがいを見いだしていくヒューマンドキュメンタリー。
「ふきはら大学」は箕輪町公民館大学の学級の一つで、箕輪町に住民票のある成人が2年間、仲間と共に学ぶ大人のための学校。毎年4月に生徒を募集し、5月に開講。現在の生徒数は14人で、60~80代の男女が学んでおり、学習内容は受講生で相談して決めるのが特徴。今回の公開講座の内容も受講生から提案で決まったという。
同学級を担当する箕輪町公民館職員の唐澤順子さんは「以前、別のイベントでこの映画を上映したところ好評だった。夫婦のあり方、親しい人の死、起業など第二の人生となる老後をどう生きるか。公開講座なので、さまざまな人に参加してもらい、改めて人生を考える良い機会になれば」と話す。
開催時間は10時~。参加無料。定員は先着20人程度で、要事前申し込み。