
「第36回みのわ祭り」が7月26日、箕輪町(松島仲町周辺)で開催される。主催は、町内の有志から成る実行委員会。
今年のテーマは「みなWA(わ)になって」。熱中症対策として、昨年同様15時から開催する。会場周辺は交通規制をかけ、メインストリートを「子どもみこし」「大人みこし」が練り歩く。町民踊りの「箕輪ワクワクソング」「箕輪天竜音頭」には11団体が参加。メインステージには「みのわ太鼓」をはじめ、ダンスやバンド演奏など12団体が出演する。
毎年人気の商工会主催「宝投げ」は、いつ始まるのかドキドキ感も楽しんでほしいと、今年は時間非公開で行う。15時30分からは国道153号線で70周年記念企画となる「みのわの運舟(はこぶね)」を実施。実行委員会のメンバーが考案し、手作りした箕輪町に見立てた「舟」を来場者が引いて70メートルの距離を運ぶ参加型の企画となる。10メートルごとに当時を象徴するイベントや出来事を紹介し、町の歩みを振り返る取り組み。
納涼花火大会は19時50分から、3会場で開催。番場原公園第2グラウンドでは打ち上げ花火、みのわ天竜公園では手筒花火、新たに増設した天竜川左岸側堤防では、音楽に合わせて打ち上げる「ミュージックスターマイン」を、それぞれ予定する。町発足70周年にちなみ、花火も例年の600~700発から1055発へと大幅に増やす。
花火部会長の唐澤修一さんは「箕輪町の花火は免許を取得した地元のメンバー46人が、日本煙火協会に登録している県内3事象者の協力を得ながら花火を手作りし、メンバーで手筒花火を上げている点で他でも類を見ない。県内外の関係者から高い評価を得ている。花火からの距離も近く、迫力があり、一度見ればファンになってもらえると思う」と胸を張る。「協賛社の期待に応え、町民を花火で感動させられるよう、今年も打ち上げ場所の設定を計測して決めるなど、緻密な計画を立てて準備している。3カ所の花火全てが楽しめるのは天竜公園になるので、多くの人に足を運んでほしい」と呼びかける。
実行委員長の栗原勇雄さんは「『みのわ』という響きが象徴する3つの『わ』を構成するのは『話(なはす)』『笑(わらい)』『輪(わ)』。みんながつながることで未来が動き出すことを期待している。箕輪町に住みたくなる、また訪れたくなる、と思える瞬間を届けたい」とも。
開催時間は15時~21時。小雨決行。荒天の場合は7月27日に延期。