
信州の作家の作品を集めた「暮ら彩り展(くらどりてん)」が6月28日、伊那の産官学連携支援拠点「inadani SEES(イナダニ・シーズ)」(伊那市西箕輪)で開催される。
主催は檜山あすかさん。「暮らしに彩りを添える」「暮らしをワクワクさせる」をテーマに、地元・信州を中心に家具、インテリア、食器、洋服などを手がける作家10人と飲食店3店舗を招く。着物リメークを中心に和布を使った布小物や雑貨を制作する「Amar(アマール)」、日常に使いやすい陶器を創作する「アトリエ牛舎」、フェアトレードオーガニックコットンのマクラメ糸を使ったマクラメ雑貨を製造販売する「handmade sea(ハンドメイドシー)」などが出店。パンやベーグル、おにぎり、スムージーなどを提供する飲食店も並び、会場内で飲食も楽しめる。会場には授乳室とオムツ台も設置し、子ども連れでも安心して来場できるよう配慮する。
檜山さんは信州上伊那にUターン移住して作家活動を本格的に始め、「大好きなこの信州でいつかクラフト企画展を主催したい」という思いを温めてきたという。「これまでの10年間、クラフトイベントへ出展を重ね、信州の温かい人々、作家仲間や常連のお客さまに恵まれ、『いつか…』という気持ちが大きくなった。以前受講したセミナーの会場だったSEESに一目ぼれし、施設スタッフに相談を重ねるうちに、今回のイベント企画を実行できることになった」と振り返る。
「規模は小さいけれど、『こだわりのクラフト企画展』をこれからも定期開催していきたい。いつかは100店舗を超える、全国から大勢の人が訪れるクラフトイベントに育てていければ」とも。
開催時間は10時30分~16時30分。入場無料。