
「しんわの丘ローズガーデン」(伊那市高遠)が5月25日に開園する。
敷地面積1万平方メートル・標高830メートルの高台に広がる同園。270種・約3000株のバラが傾斜地に植えられ、今年で開園20周年を迎える。伊那市高遠商工観光課長の兼子美信さんは「高遠は桜が有名で昔から『花の高遠』といわれていた。当園は伸和コントロールズが旧高遠町(現伊那市高遠町)に事業所を開設して20周年を迎えた2004(平成16)年、地域の観光の一つになればとバラ園を造園。2005(平成17)年に旧高遠町に寄贈いただいた。高遠の町並みや中央アルプスを望むことができ、毎年市内外から多くの人が訪れてくれる」と話す。
6月22日まで「バラ祭り」も開催。25日10時からオープニングセレモニーも開き、記念植樹などを行う。期間中、バラの苗木約600本、バラにちなんだ肥料や培養土の販売、バラの育て方相談・鉢植え講習会、スタンプラリーを毎日行うほか、ミニコンサートや記念撮影サービス、クラフト体験、野だてなどが毎週日曜に開催。期間中の平日には20周年記念抽選会も行う。
施設内にある喫茶店「バラ茶屋」は開園期間の10月まで営業。飲食やバラにちなんだ土産も販売する。兼子さんは「6月でも上旬と下旬では見頃を迎えるバラの種類が変わるので何度訪れても違うバラを楽しめる。中央アルプスの雪山や高遠の町並みも一緒に楽しんでもらえれば」と話す。
開園時間は9時~16時。入園料は、大人=500円、小中学生=250円。10月末日まで。