
海外からの観光客への応対に役立ててもらおうと2月26日、「翻訳アプリ講習会」が高遠町総合福祉センターやますそ(伊那市高遠町)で開かれる。
注文でのやり取りやよくある質問などを想定した接客デモンストレーションを行う
主催は伊那市観光協会インバウンド部会。海外からの旅行者について、企画担当者の谷澤和美さんは「昔は高遠さくらまつりの時に少し出会うくらいだったが、今は個人旅行で季節も問わない。観光協会に荷物を預けることもある」と話す。2023年から翻訳アプリの使い方講習を始めた。
今年は初めて模擬店形式での講習を行う。「買い物編」「飲食店編」「テイクアウト編」「宿泊編」など実際の接客シーンで想定される応対を翻訳アプリを使いながら体験してもらう。客役は上伊那在住の外国人に依頼した。
谷澤さんは「1年目も2年目も地域の50代から70代の参加が多かった。外国人との意思疎通に困った経験がある人や、応対を不安視する人もいた。アプリを使い言葉をキャッチボールしてもらう体験が実践につながれば。英語力は不要。楽しみながら応対を学んでほしい」と話す。
開講時間は14時30分~16時。参加無料。