「食事処 farmer’s Kitchen 雪・月・花(ファーマーズキッチン せつげつか)」(箕輪町中箕輪)が1月22日、規格外リンゴを使った「久保農園の林檎ワイン2024」の販売を始めた。
同商品を企画した店主の野澤久美子さんによると、自身の実家がさまざまな野菜や果樹を生産する農家だったこともあり、これまで日常的に廃棄される規格外野菜を目にしてきたという。野澤さんは2015(平成27)年7月、規格外野菜の活用場所として「farmer’s Kitchen 雪・月・花」の営業を始めた。
「偶然読んだ新聞記事にリンゴからワインが造れると紹介されていた。リンゴでシードルを造る話は聞くが、ワインは珍しいと思いすぐ醸造所に問い合わせた」と野崎さん。規格外リンゴを使ったワインは2015年に商品化にこぎ着け、2年おきに販売してきた。
野澤さんによると、リンゴはその年の天候により規格外になる品種も異なるという。2022年はフジを使い、今回の2024年物はシナノスイートを使った。価格は720ミリリットル入り=1,700円。店内でも、グラスワイン(600円)とボトル(2,400円)で提供する。
野澤さんは「やや甘口で飲みやすいのがリンゴワインの特徴。規格外といっても味は変わらずおいしい。炭酸が苦手な人でも飲めるので、多くの人に飲んでもらえたら」と話す。
営業時間は、11時~14時、17時30分~20時。月曜・火曜・第3日曜定休。