農林業・自然資源を活用したビジネスのこれまでとこれからについて考えるイベントが2月11日、「inadani SEES(イナダニシーズ)」(伊那市西箕輪)のホールで開催される。
「SEES CONFERENCE(シーズ カンファレンス)」と題して開催される同イベント。テーマは「つづいていくまち、つづいていく仕事」。10時からのオープニングでは、午後のトークセッションでそれぞれファシリテーターを務める奥田悠史さん、井上岳一さん、増村江利子さんが今回のテーマについてのセッションを行い、11時からの特別講演は、企業・自治体や組織のイノベーション支援と、企業理念の策定などを手がける企業「BIOTOPE」社長の佐宗邦威さんが「まちが続いていくために、仕事や企業ができること」をテーマにオンライン講演を行う。
13時からは「地域にも地域外にも愛されるブランドのつくりかた」「プロトタイプの循環で突破する商品づくり」「研究とビジネスをつなぐもの -大学や企業のseedsをどのように社会に実装していくのか-」というテーマで順番にトークセッションを行い、地域資源を使った商品づくりやブランディング・支援・研究を行う登壇者が農林業や自然資源を活用したビジネスの事例や課題などを共有する。並行して、同じフロアのラボではSEESメンバーによるアクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)のワークショップや、伊那谷の森で取れた木を素材に、スプーンやカッティングボードなど、暮らしの道具を作る実演・販売も行う。
同イベントの企画担当者・塚田里菜さんは「私たちの身近にある『農と森』というキーワードでの仕事づくりやまちづくりに興味がある人はもちろん、イメージは湧かないがまずは話を聞いてみたいという人も、気軽に足を運んでもらえたら。午後の部はトークセッションとワークショップが同時開催されるので、好きな方を申し込んでもらえる。交流会の時間もあるので、参加者同士のつながりが生まれることにも期待したい」と話す。
開催時間は10時~19時。参加無料(昼食・交流会は要予約、有料)。