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伊那で「森の何でも相談会」 森や木に関するさまざまな相談を受け付け

相談を受け付ける木平(このひら)英一さん

相談を受け付ける木平(このひら)英一さん

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 森林や木に関する相談を受け付ける「森の何でも相談会」が7月1日、「inadaniSEES(イナダニシーズ)」(伊那市西箕輪)で始まった。

相談を受け付ける木平(このひら)栄一さん

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 「ラーチアンドパイン」(伊那市山寺)代表の木平(このひら)英一さんが伊那市役所50年の森林推進課から委託を受けて行うもので、今年で2年目。元名古屋大学特任教授で森林科学が専門の木平さんは、2006(平成18)年に伊那市へUターンし、企業勤務を経て2020年に独立。地域材販売や森林・林業コンサルティングなどの事業に携わる。

 昨年の相談会では「森林の持ち主が高齢になり、山の管理をどうしたらいいか」など所有している森林に関するものや「まきを作りたい」「木で何かを作りたい」など木の活用に関するもの、「林業の現場で働いてみたい」などの相談が市民から持ちかけられた。どのような木を植えたらいいかという相談もあり、樹種ごとのメリット・デメリットを示し判断材料を提供するなど、専門的な知見も伝えるという。

 木平さんは「相談に来る人は森林所有者が多いと予想していたが、始めてみると質問内容は雑多だった。森林の問題は、切羽詰まってはいないがもやもやとした、相談をする所のないようなものが多い」と振り返る。「本年度も、いろいろな側面を持つ森林に関することを丸ごと受け止める、入り口のような役割を担えれば」とも。

 伊那市民が対象。予約制。メールと電話で希望の日時を受け付ける。3月31日まで。

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