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伊那で「古き良き手習い室」 華道・茶道・書道などを日常で触れる機会に

9月の松喜オープニングセレモニーで開催した一輪挿しワークショップの生徒の作品(ギャラリー松喜)

9月の松喜オープニングセレモニーで開催した一輪挿しワークショップの生徒の作品(ギャラリー松喜)

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 花器選びから一輪挿しまでを楽しむワークショップ「日常に花を飾る」が11月23日、ギャラリー松喜(伊那市荒井)で開催される。

一輪挿し講師のCONTE(コント)オーナー、有賀晶子さん(ギャラリー松喜)

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 1905(明治38)年に建てられた3階建て木造家屋の複合施設「松喜」の3階にある「ギャラリー松喜」。オーナーの平賀裕子さんは「松喜全体のコンセプトが『古き良き文化を伝える』。その『古き良き』が指すものが、例えば華道・書道・茶道などになった時に、どうしてもかしこまったイメージになってしまう。現代の切り口で日常的にそうしたものを楽しめる場を作りたいと、3階のギャラリー松喜を『古き良き手習い室』として、お花や書、お茶会などを定期的に開いていくことにした」と話す。

 今回の企画では、9月の松喜オープニングセレモニーでも一輪挿しのワークショップの講師を担当した、生花店・雑貨店とカフェを併設する「CONTE(コント)」(南箕輪村)店主の有賀晶子(しょうこ)さんを招く。平賀裕子さんは「参加者には花器や花を自分で選ぶところから体験してもらう。講師の晶子さんが花をたくさん用意してくれるので、頭で難しく考えずに『これが好き』などの心が動く感覚で選んでもらうと、選ぶ時間も創造の世界が広がり楽しんでもらえるのでは」と話す。

 「『お花を生けてみたいけど習いに行くにはハードルが高い』と感じている方や『自宅でもすてきにお花を生けてみたい』という方に、ぜひ楽しんでもらえたら。松喜の庭の南天や紅葉した葉なども素材として使ってもらえる。お花を生けることは空間全体を作ることにもつながり、空間を変える力がある。日常にお花のある暮らしのきっかけになれば」とも。

 開催時間は13時~15時。参加費は3,500円。

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