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伊那で「裂き織り展」 27年活動を続ける地元団体が大型作品展示

「裂き織り婦人会」のメンバー(草の家展)

「裂き織り婦人会」のメンバー(草の家展)

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 古布を再生して布を織っていく「裂き織り」の作品を展示する「草の家展」が11月22日~24日の3日間、ニシザワいなっせホール(伊那市荒井)2階展示ギャラリーで開催される。主催はみはらしファーム。

横糸として使う、裂いた古布の玉(草の家展)

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 農業公園「みはらしファーム」内にある施設「草の家」では、伊那の伝統的な「裂き織り」や染め物体験などを行っており、27年にわたって活動を続ける、地元住民から成る「裂き織り婦人会」と共に展示会を企画した。企画担当の桃井八重さんは「縦糸は糸を使うが、横糸には古布を割いたものを糸状にして織り込んでいくのが裂き織り。この地域では使わなくなった古布を再利用してきた歴史がある。生活必需品を作るという始まりだが、アート的な要素でデザインをすることもできる」と話す。

 27年の活動の中で作られた作品は、大きいもので2メートルを超える作品もあるという。今回の展示では大型の作品12点ほどをメインに飾り、小物なども展示する予定。桃井さんは「婦人会の活動によって今も引き継がれている裂き織り。伊那の地域に身近にあった裂き織りの文化を知ってもらうきっかけになれば。草の家には織り機もあり、コースターなどの織り体験もできるので、興味を持つ人が増えたらうれしい」とも。

 開催時間は10時~16時。火曜・木曜定休。入場無料。

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