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「ファーマーズキッチン雪・月・花」が10周年 店内で初の音楽イベント

イベントチラシを掲げるオーナー野澤さん

イベントチラシを掲げるオーナー野澤さん

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 「食事処 farmer’s Kitchen 雪・月・花(ファーマーズキッチン せつげつか)」(箕輪町中箕輪)が9月13日、10周年を記念した音楽ライブイベントを開催する。

店内の様子。吹き抜けになっている2階エリアがステージになる

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 店主の野澤久美子さんは、さまざまな野菜や果樹を生産する農家で生まれ育ち、2015(平成27)年7月、規格外野菜の活用ができる場所として同店を開いた。規格外のリンゴを使ったワインもオープン時期から手がける。

 10年の間に経験したコロナ禍では、「経営が苦しく、もう続けていけないかもと何度も思う瞬間があったが、その度に常連のお客さまの顔が浮かび、乗り越えてきた」と振り返る野澤さん。「お客さまや出会う人との縁を大切にする姿勢は素材選びやメニュー開発にもつながっており、地域に関連した素材を使う」という。

 お薦めメニューの「ギョーザ」は伊那の居酒屋「天壇」が閉店するタイミングでレシピを引き継いだもので、「ヒレカツ」の豚肉は諏訪の後山農場と宮田村のウエムラファームかで飼育された駒ヶ岳山麓豚を使う。「いかのメンチ」は辰野町と友好都市提携を結んでいる千葉県安房郡鋸南町で作り方を習得したものだという。

 記念ライブを行うのは、辰野町に拠点を置くエンターテインメントスクール「team KSC」のメンバーで、SUZUKAさん、REINAさん、KAHOさんの3人。多くの人が親しみやすい昭和歌謡を中心に構成する予定だという。REINAさんが同店の常連客であることから、記念ライブ開催が実現した。「このような音楽ライブイベントをこの店で行うのは初めて。店をやってきたおかげでつながったご縁のおかげ。物価の高騰で厳しい状況だが、これからも元気な限り店を続けていきたい」と野澤さん。

 イベントは2部制で、昼の部=13時~15時30分(12時30分開場)、会費3,500円、夜の部=18時~21時(17時30分開場)、同4,000円。夜の部のみアルコール飲み放題コース(5,000円)も用意する。価格にはソフトドリンクは飲み放題と、料理のセットメニューが含まれる。

 営業時間は、11時~14時、17時30分~20時。月曜・火曜・第3日曜定休。

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