
箕輪町の和菓子店「味菓町しばらく」(箕輪町三日町)が8月3日で1周年を迎える。
トレーラーハウス店舗で和菓子を販売する同店。店主の春日雅晃さんは「一番おいしいタイミングで食べてもらいたいからこそ『日持ちがしない』をコンセプトに、賞味期限は長いものでも3日ほど。地元を大切に、出来たてのおいしさを伝えていきたいという気持ちはオープン以来変わらない」と話す。
商品は、定番の「ずく餅(粒あん・黒蜜きな粉・自家製しょうゆこうじのみたらし・皮むきあん)」(以上160円)、最中のザクザク食感を味わえる「ぎしり」(270円)、辰野町の小野酒造「夜明け前」の酒かすを練り込み、小豆の皮をむいてさっぱりとした味わいのあんを中身に使う「酒万十(さかまんじゅう)味菓ボウズ」(200円)、「塩どら焼き暫(しばらく)」(250円)。夏季限定で乳・卵・小麦などを使わない「くずバー(コーラ・サイダー・パイン・ウメ)」(以上250円)も用意。下諏訪町にある自家焙煎(ばいせん)コーヒー専門店「観音崎珈琲(コーヒー)」に依頼し、同店の和菓子に合うように焙煎(ばいせん)してもらった「オリジナルブレンドコーヒー」(500円)も販売する。
1年を振り返り、妻の綾子さんは「あっという間の1年だった。『あんが苦手だけど、ここのあんが好き』と来店してくれるお客さまや、口コミを見たと来店してくれる方、『やっと来られた』と声をかけてくれる方などもおり、うれしかった」と話す。雅晃さんは「少しずつ地域の人にも知ってもらえてきた。地元を大切にしていきたい。和菓子離れが進んでいるが、和菓子を、土産だけでなく、普段にも気軽に食べてもらえるようになれば」と話す。1周年企画として、8月3日は購入客に「ポイント2倍」と「ささやかなプレゼント」を用意するという。
営業時間は9時~17時30分。日曜・月曜定休。