
森を歩きながら植物を採集し、オリジナルの低アルコール飲料の材料を集めるイベント「FOREST BREW SUNDAY(フォレスト・ブリュー・サンデー)」が7月20日、市民の森(伊那市横山)で開催される。
クラフトビール醸造場「In a daze Brewing(イナデイズ)」(伊那市西箕輪)と、森の素材を使った商品開発を行う「森の素材ラボ」(西箕輪)が共催する。両者は4月に伊那谷のアカマツと上伊那のリンゴを組み合わせた低アルコール飲料「OYORINA(オヨリナ)」を発売した。森の素材ラボの黒岩麻衣さんは「オヨリナ開発時に、アカマツとリンゴの配合バランスによって味と香りを心地良く感じるどうかが大きく影響する面白さがあった。その時から、実際に森に入り自分たちで集めた素材を使い低アルコール飲料を造るイベントを開きたいと考えていた」と話す。
イベントは、森を歩きながら香りの良い植物、食べられる植物を探しながらフィールドワークを行う。当日は市の許可を得て香りの良い植物を採集でき、採集した植物を使ってイナデイズの冨成さんにイベントオリジナルの低アルコール飲料を仕込んでもらう。参加者には後日、完成した低アルコール飲料を届けるという。「当日どんな植物を採取するのかによって味が決まる。冨成さんの経験を生かして味や香りを整えてもらうが、参加者がどんな素材を選ぶのか、どんな仕上がりになるのか、ライブ感があり企画側もわくわくしている」と黒岩さん。
昼食は「雨ことばカフェ」(御園)の弁当を用意。イナデイズブルーイングの酒造りや森の素材ラボの蒸留などについても話す予定。黒岩さんは「天気が良ければ、昼食は森の中で食べながら参加者と交流を深めたい。実験好きな人が集まってもらえたら」とも。
開催時間は10時~14時。参加費は6,000円(弁当代、完成した飲料3本分の価格込み)。