
駒ケ根のカフェ「YORIMICHI CAFE 2nd Mokka(ヨリミチカフェ・セカンド・モッカ)」(駒ヶ根市東町)が7月2日、再出店から1周年を迎えた。
約8時間煮込んだという、前店舗の時から変わらない定番メニュー「スパイスカレー」
同店は1988(昭和63)年から約32年間、駒ケ根市赤穂で「Mokka(モッカ)」を営業していたが2020年に惜しまれながらも閉店。その後もカレーの量り売りなどはしていたが、常連客の要望で2024年、現在の場所にリニューアルオープンした。店主の戸田浩義さんは「前店からの常連のほか、駅前ということもあり登山客やインバウンドの方が電車の待ち時間に来店してくれている。コロナ禍以降、厳しい経済状況は続いているが、お客さまが来てくれるのが大変うれしい」と話す。
メニューは香菜や鶏がら・豚のゲンコツなどを8時間煮込んだ「オリジナル辛口カレー」の「ビーフ」(1,200円)、「チキン」「アサリトマト」「シーフード」や、スパゲティナポリタンにスクランブルエッグをのせた「エッグドナポリ」、「ミックスピザ」(以上1,100円)、「バタートースト」(500円)、「ハニートースト」(600円)など。ドリンクは「ブレンドコーヒー」(500円)、「カフェオレ」「バナナジュース」「クリームソーダ」(以上600円)、「レモンスカッシュ」(650円)を用意する。
スタッフの池上千草さんは「マスターのカレーやスパゲティが好き。お客さまからも『この味が食べたかった』『子どもの時に食べた味がまた食べられた。懐かしい』という声をよく聞く。さまざまなお客さまが来店してくれるのがとてもうれしい」と話す。常連客で戸田さんの友人でもある80代の津野市治(つの/・いちはる)さんは「お気に入りはシーフードカレーとトースト。気楽に来られるのが、この店の好きなところ。復活して良かった。うれしい」と話していた。
1周年を記念して7月2日・4日・5日、利用客に割引券などが当たる「くじ引き」を用意する。
戸田さんは「前店を閉店してから少し休みの期間があったので、以前とは違い体力がなくなっていることも実感した。でも喜んでくれるお客さまがいるので、体力と相談しながら細く長く続けていきたい。ただここにあって、そこに人が来てくれたら、それがうれしい。気軽に来てもらえれば」とも。
営業時間は10時~18時。木曜定休。