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解体工事前の伊那北高校舎で「思い出」「記憶」を巡る探究イベント

ネイバーシップ副代表の井崎由華さん(右)

ネイバーシップ副代表の井崎由華さん(右)

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 秋に解体工事が始まる伊那北高校(伊那市山寺)の校舎で7月26日、探究イベント「Feel度WALK(フィールドワーク)」が開催される。主催は同校同窓会。

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 企画運営は、地域で探究的な学びの機会を提供するネイバーシップ。同校と伊那弥生ケ丘高校が再統合してできる「伊那新校(仮)」の開校に伴い、9月ごろに始まる第1期解体工事の前に現存の校舎を使い、現役の生徒からOG・OB、地域の人が一緒になり、この場での学びや思い出を語り合う機会を企画したという。

 「Feel度WALK」は探究学習の手法の一つ。目的を持たずに歩き、何となく目についたものを写真に撮り、それをスケッチするというプロセス。提唱者でもある一般社団法人「みつかる+わかる」代表理事の市川力さんを招き、第1期解体工事で最初に取り壊しが予定されている小体育館をメイン会場とし、プレハブ棟やプールなどを中心に校舎敷地内を歩く。

 ネイバーシップ副代表の井崎由華さんは「絵は大人だからうまい、子どもだからうまく書けないというものがなく、年齢や立場が関係なく楽しめるもの。思い出の校舎を歩きながら気になったものを写真に収め、自分たちがスケッチした絵を通して集った人たちがフラットに対話をすることで、一方通行ではない今の対話型・探究型の学びのスタイルを地域の人にも体験してもらえたら。卒業生や地域の人、さまざまな人に体験してもらいたい」と話す。

 開催時間は13時~16時30分。参加無料。上靴・スマートフォンまたはカメラ、筆記用具持参。

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