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伊那にブルーベリー観光農園 スイーツピザやスムージー作り体験も

園主の橋本和久さん

園主の橋本和久さん

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 ブルーベリー観光農園「B Base Farm伊那(ビーベースファームイナ)」(伊那市小沢、TEL 080-2959-7489)が6月20日にオープンした。

大粒で甘いブルーベリー

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 園内のカフェは同日から営業し、ブルーベリーの摘み取り体験は27日から8月下旬までの期間限定で営業する。5000平方メートルの広さに約600本のブルーベリーの苗を約30品種植える。大粒で甘い品種を選び、鮮やかなピンク色が特徴の品種「ピンクレモネード」なども取りそろえたという。

 カフェメニューはシロップがの染み込んだスポンジや生クリームが入った「トライフル」(700円)、「ブルーベリージェラート」(500円)、「アイスコーヒー」「アイスティー」(以上400円)。レストハウス内では、収穫したブルーベリーを使った「スムージー」(700円)やブルーベリーの「スイーツピザ」(1,500円)作りも体験できる。

 園主の橋本和久さんは奈良県出身。20年前に転職で伊那市勤務になったことをきっかけに同市に移住。長年精密機械の生産ラインの設計などに従事していたが、直接、客の笑顔に触れる仕事に就きたいと2023年に会社を退職し、同園開業に向けて準備を進めてきた。

 「13年ほど前に自宅の庭にブルーベリーを植え、それがうまく育ってくれた。虫も付きにくく自分でも育てられるかもと思ったことがブルーベリーを育てようと思ったきっかけ」と橋本さん。同園は、土を使わずに肥料を水に溶かした培養液で植物を育てる「養液栽培」が特徴。ブルーベリーは酸性土壌を好むため安定的なPH調整が必要となり、専用混入機でPH調整と肥料濃度調整を行い、育成に最適な養液を自動で潅水(かんすい)する。「養液栽培は人工的に水分や肥料の数値を管理し潅水・施肥できる。通常収穫までに4~5年かかるところを2年で収穫可能な点も養液栽培の魅力。自分ができることは何かを探して、この栽培方法にたどり着いた」と話す。

 「地面にはシートを張り、子どもでも安心して歩けるようしている。園内には車いすでも入れるようにした。カフェだけの利用も可能。エアコンを効かせ涼んでもらいながら収穫したブルーベリーを食べてもらえる。子どもが走り回り、楽しんでもらえる農園にしていきたい。一夏の思い出を作ってもらえたら」と話す。

 営業時間は9時~16時。火曜定休。ブルーベリーの摘み取り体験の料金は、時間無制限・食べ放題で、大人=2,000円、小学生=1,000円、3歳以上=500円。予約優先。

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