
バラの開花時期に合わせ行う音楽イベント「伊那まちバラジャズストリート」が6月21日、伊那市駅近くの通り町1丁目の商店街で開催される。
今年で11回目となる同イベント。昨年までは県の助成を受けていたが、3年間の助成が終了した中で今年の開催を迎えた。中川賢司副実行委員長は「『続けてほしい』という多くの声も頂き、実行委員で手分けをして協賛のお願いに回った。個人で寄付してくださった人もいる。スタッフによる音響機材の貸し出しや出演者の協力もあり、皆さんの思いで実現することができた」と話す。
今年は伊那市駅前の交差点から商店街の一部を歩行者天国(15時~20時)とし、通り町商店街の7会場に加え、新たに音楽施設「グラムハウス」「モメンタム」も加わえた9会場で、昨年の倍に当たる44組が演奏を行う。出演者は、今年3回目の出演となる伊那市在住のジャズベーシスト水谷浩章さんと東京から招くピアノの小沢咲希さん、ドラムの山崎隼さんによる「水谷浩章トリオ」や伊那市生まれの音楽プロデューサー兼アーティストのReo Anzaiさん、サックス奏者の太田裕士さんとジャズベーシスト安カ川大樹さんが同イベントのために結成した「太田裕士 KANOYA JAZZ SPIRITS featuring 安カ川大樹」など、プロ奏者から地元のジャズ愛好家・伊那中学校音楽部など、さまざまな出演者がそろう。
中川さんは「今年は非常に出演者が多く、各会場で同時に演奏が行われる。SNSでも出演者情報を随時更新しているので、プログラムを見ながら興味のあるアーティストを探してもらえたら。ワークショップや飲食出店もあり、家族で楽しんでもらえる」と話す。
開催時間は13時~20時。