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伊那・長谷地区に公文教室 地域に初の学習塾、子どもたちの見守りも

塾を開く羽場友理枝さん

塾を開く羽場友理枝さん

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 公文長谷教室が6月6日、原組公会堂(伊那市長谷溝口)で開設される。

場所は原組公会堂で行う

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 塾を開くのは長谷出身の羽場友理枝さん。大学進学を機に県外に出たが、2018(平成30)年にUターンで伊那に戻ってきた。羽場さんは「戻ってきてからは、直売所向けの雑誌制作や地域づくりの手伝いをしてきた。長谷で農業の担い手を育てる農学校『長谷さんさん農園』の運営を任されたことがきっかけで、この地区の集落支援員として長谷で農業振興の活動に取り組んでいる」と話す。

 開設のきっかけとなったのは移住者の声。小学生の子どもが自分たちで通える習い事が長谷に少ないという声を聞いていたことだという。「現状、長谷地区では学習塾のような教室がなく、親が車で伊那市街地まで送迎しなければならない。私も小学生の時に隣町の教室まで習い事に通っていて、バスを間違えてしまった時は泣きながら帰ってきた記憶もある。子どもたちが自分で通える範囲で何かしたいと考えた時に、好きな教科や得意な教科は学年を超えてどんどん勉強を進めていけるスタイルが、子どもたちの自己肯定感にもつながるのではないかと感じて開設を決めた」と羽場さん。

 羽場さんは「0歳から高校生までの教材があるが大人でも通えるのが魅力。小さな集落なので習い事などには限りがあるが、子どもたちの夢への選択肢の幅を広げる手伝いができれば。週2回でも子どもたちが遅くまでいられる場所になることで、お父さん・お母さんにとっても安心できる場にしたい」とも。

 6月6日~27日は、無料体験学習も受け付ける。6月3日15時~19時には説明会も開く。要事前予約。

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