
学生・若者たちが地域の大人の働き方・生き方に触れるイベント「学生・若者ローカルラボ」が3月16日、産業支援拠点・交流拠点施設「allla(アルラ)」(伊那市荒井)で開催される。主催は伊那市。
地方で活躍するプレーヤーを増やす取り組みとして、本年度はローカル人材育成セミナー「女性のキャリア」「事業の実践編」を行ってきた。最終回は地域の大人たちと関わるきっかけづくりの一環として、中高生や大学生、若者向けに企画したという。
パネルトークには、エコ雑貨販売を軸にまちづくりやイベントの企画運営を行う「ワイルドツリー」代表の平賀裕子さん、林業や森や畑の地域資源を生かした商品開発を行う「やまとわ」農と森事業部ディレクターの榎本浩実さん、伊那にUターンし日本茶専門店を営む「お茶屋いちえ」店主の井口裕太さん、創業150年の老舗を守りながら地元企業とのコラボレーションによる商品開発なども行う「信州高遠 老舗亀まん」専務の平澤源司さんをゲストに迎え、伊那谷地域での仕事と暮らしをテーマに話を広げる。
後半は少人数のグループに分け、パネルトークで気になった話についての質問やフリートークができる時間を用意。地域ブランド推進デザイナーで伊那市集落支援員の高橋隆文さんは「地域の大人たちの生き方や働き方に触れてもらい、気になることはどんどん質問してほしい。進学などで地元を離れる人も多いと思うが、こういう機会を使って地域の大人たちと接点を作り、地元に戻ってきたときに顔を出せるような場所や関わりを持ってもらえたら」と参加を呼びかける。
開催時間は14時~16時。定員16人。参加無料。