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かんてんぱぱから「ポンデケージョの素」発売 袋調理などパッケージも工夫

開発担当の平林美保さん

開発担当の平林美保さん

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 伊那食品工業(伊那市西春近)が3月3日、「かんてんぱぱ」直営店と通販でポンデケージョの素「こねるDEポン」を発売した。

ミックス粉の入った袋を、そのまま袋調理ができるよう設計した

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 ポンデケージョはブラジルのミナス・ジェライス州発祥のパン。米粉を使ったグルテンフリーのミックス粉が入っている同商品は、水・卵・油を用意するだけでポンデケージョが作れる。発酵不要で、オーブンでもトースターでも焼ける、ほんのりチーズ味の食事パンが作れる。ミックス粉の袋をそのまま調理袋として使えるように設計し、袋にはレシピやカット線も記載。袋に印字されたカット線に沿って切ることで、こねた生地を分割する際のシート代わりにもなるという。

 開発担当の平林美保さんは「かんてんぱぱのコンセプトは『ちょっと手作り』。簡単に作れる焼き菓子を試作する中で、もちもちとした甘くないパン『ポンデケージョ』の評価が高かった。粉物調理は散らかりやすいイメージがあることから、工程を簡単にできるよう工夫したことでパッケージも特徴的なものができた。無事に商品が発売になり、実現できたことへの安堵(あんど)もある」と話す。

 レシピ通り12等分の分量で焼くと、生地が冷めた時に割れ目のように見える部分ができ、それが怪獣の口のように見えたことがパッケージのキャラクターにつながったという。「健康パビリオン」併設ショップでは、スタッフ手作りのキャラクラ―のぬいぐるみ(非売品)を商品と共に店頭に並べる。

 平林さんは「アレンジを楽しんでもらえるように、パッケージにお薦めの具材なども記載している。クルミを生地に混ぜて焼き、蜂蜜をたっぷりかけて味わうのが個人的に気に入っている。塩味があるので、甘いものをかけてもおいしい。いろいろアレンジも試しながら、手作りと焼き立てを楽しんでもらえたら」と呼びかける。

 内容量は200グラムで、価格は648円。

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