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伊那で「おもちゃの病院」 地元のおもちゃドクターが修理引き受け

動かなくなったおもちゃを持ち込む親子

動かなくなったおもちゃを持ち込む親子

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 壊れたおもちゃを無償で修理してきた「おもちゃの病院伊那」が1月11日、伊那市社会福祉協議会(伊那市山寺)で今年初めて開かれる。

動かなくなったおもちゃを持ち込む親子

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 「おもちゃの病院」は、ボランティア団体「日本おもちゃ病院協会」が全国で行っている取り組みで、伊那市では野本瑠美さんが呼びかけ2023年6月から開催してきた。現在は月に1回、第2土曜開催。当日が今年初めての開催になる。

 おもちゃを修理するのは「おもちゃドクター養成講座」を受講したボランティアのドクター。製造業で働くなどものづくりを得意としてきた人ばかりで、完治率は95%を誇る。修理するのは子どものおもちゃに限定しており、骨董品の持ち込みや安全性に関わる修理などは断る。

 野本さんが同病院を始めたのは知人から話を聞き興味を持ったことがきっかけだったという。「岡谷におもちゃドクターがいることを知り、2022年6月28日におもちゃドクターを呼んだのが伊那での初開催。その後も隔月で開催していたが、ドクターが1人で対応していたため受け付けるおもちゃの数を開催1回当たり10個に限るなど制限もあった」と振り返る。

 野本さん自身もおもちゃドクターに興味を持ち、2023年2月には養成講座を招致。上伊那地区におもちゃドクター37人が誕生した。37人が2024年11月までに受け付けた修理は延べ404個。野本さんは「おもちゃごとに作りが違うのでグループメッセージを使い、どのように修理すればいいのか情報を交換しながらが楽しくやっている。子どもにはドクターが直接、修理内容を説明するようにしている」と話す。

 開催時間は10時~14時。修理費用は無料、部品交換の部品は実費。持ち込めるおもちゃは1家庭当たり3つまで。次回は2月8日に開催する。

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