コミュニティーづくりの手法「コミュニティーオーガナイジング」と学びの手法「アクティブラーニング」を体験するワークショップが12月23日に「inadani SEES(イナダニシーズ)」(伊那市西箕輪)で開催される。
ワークショップを企画したのは笠井成樹さん。2014(平成26)年から5年間、慶應義塾大学SFC研究所でアクティブラーニングを研究する傍ら、学生と社会人に向けてプログラムを提供してきた。3月に東京から伊那市に移住したこともあり、慶応義塾大学で学生向けに行っていたワークショップを伊那でも企画したという。「学び合う空間において互いの話を聞き合う体験は、学び合う関係性を築いていくことができる。前半ではワークショップを通して心理的安全の確保を、後半では正解がないことを考える楽しさや、思考を柔軟にしていくワークを通して自由に発言していいんだという体験を提供したい」と笠井さん。
「教育の中では正解が決まっていて答えを見つける学びが多いが、アクティブラーニングは能動的学習を目指すカリキュラム。以前行ったワークショップでも、受講者から『互いのストーリーを披露し合うことで、チームメートに親近感が湧いた』『物事を考える時に一般的にもっともらしいことばかり考えていた。自由に考えることをしてこなかった』などの声が聞かれた。中学生から大人まで、幅広い層に体験してもらえれば」と話す。
開催時間は10時~13時。参加無料。