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箕輪町沢の築160年古民家、箕澤屋を再生 カフェ「一輪」として復活

店主で箕輪町地域おこし協力隊員の間口淳子さん

店主で箕輪町地域おこし協力隊員の間口淳子さん

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 ビーガンカフェ「一輪(いちりん)」(箕輪町沢)が7月21日、築160年の古民家箕澤屋を改修して開業した。

土間が広く、天井も高い築160年の古民家

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 箕澤屋は江戸時代末期に建てられた建物。店内にはカウンターやテーブルなど約20席。店舗面積は約200平方メートル。

 店を開いたのは箕輪町地域おこし協力隊員の間口淳子さんら4人。間口さんは広島県出身で今年東京都から箕輪町に移住。4月から同町地域おこし協力隊員として活動している。栄養士の資格を持ち、着任後はカフェ出店を目標に仲間と箕澤屋を改修してきたという。

 メニューは、モーニングセット(850円)、ランチの一輪プレート(1,200円)。ドリンクメニューは、焙煎(ばいせん)コーヒー(450円)、クラフトジンジャーエール(550円)、ハーブティー(500円)、甘酒サイダー(550円)、ルイボススパイスチャイ(600円)を用意する。デザートは、県内で取れたパンダ豆を使った台湾のスイーツ「豆花(とうふぁ)」(650円)、マフィン(400円~500円)、お豆腐とアンズのケーキ(500円)、クズプリン(500円)、チャンククッキー(350円)を用意する。

 この日、エチオピア産コーヒー豆を使ったアイスコーヒーを注文した同町地域おこし協力隊員の山川正信さんは「酸味が感じられて夏にぴったり。店主の間口さんも箕澤屋の雰囲気に合っていて、とても居心地がいい」と話す。

 間口さんは「一輪のコンセプトは『巡る生活、豊かな時間』。店名はぐるりと回る月のイメージと箕輪の輪を使って、一輪をきっかけに人の輪が広がれば、との思いから名付けた。オープン日を満月の日に合わせ、店内の土間にある石畳の石は円形の物を使うなど月のイメージを取り入れた」と話す。「音楽やアロマ、ヨガなどさまざまな専門分野を持つ運営仲間とこれからイベントなどを企画したい。一輪に多くの人が訪れ、豊かな時間を提供できる場所になれば」とも。

 営業時間は火曜・水曜・土曜・日曜の8時30分~14時。休業日はインスタグラムで知らせる。

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