リンゴ果樹園「いいなファーム632」(伊那市ますみケ丘)で7月6日、オープンファームが開催される。
耕作放棄地を再生・開発することで暮らしやすい地域づくりを目指している同園。約11ヘクタールで7種類のリンゴの栽培を中心に行う傍ら、開かれた農園にしたいと先月から一般の人が農園に立ち寄れるように「オープンファーム」を始めた。同園イベント担当の吉崎諒子さんは「農家が普段している作業や食べ物に興味を持つ機会になればと思っている」と話す。
今回のオープンファームではリンゴの摘果体験や高所作業車を使った高い部分の摘果作業、乗用草刈機「モア」の試乗体験のほか、端材を使った子ども向けクラフト体験も用意する。「伊那谷の自然を感じてもらいたい」と、イベント終了時には園内を開放。ピクニックをしたりロープを使用した木登りをしたりするなど、自由に園地で過ごす時間を設けるという。
「前回は子どもから60代の方まで幅広く参加してもらった。イチゴを凍らせて作ったフローズンイチゴも食べ放題で用意している。暑くなってきたので熱中症対策でたくさん食べてもらえたら」と吉崎さん。今後、クリ拾い体験やリンゴの収穫祭なども企画しているという。
開催時間は9時~12時。参加無料。事前予約制で、定員は10組。雨天の場合は今月13日に延期。