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伊那に「それぞれ」 駄菓子屋を軸に多世代の交流や貸しスペースも

店主の平賀裕子さん

店主の平賀裕子さん

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 駄菓子屋を軸にした多世代活動・交流施設「それぞれ」が6月3日、伊那市通り町商店街(伊那市荒井)にオープンした。

駄菓子の販売エリア

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 1階には駄菓子の販売スペースと子どもたちが集える小上がり、本を通した交流を生み出す「ひとはこ本棚オーナー」の本棚があり、2階は「ひとへやオーナー」への部屋貸しエリアを設ける。3階は今後、フリースペースエリアを開設予定。

 店主の平賀裕子さんは「子どもや大人が居心地よく過ごせる空間を作りたかった」と話す。

 「ひとはこ本棚オーナー」の本棚は、「子どもたちに多様な価値観に触れてほしい」と設置した。「取り組みに共感してくれた地元製本業者の美篶(みすず)製本堂さんをはじめ、早速本棚のオーナーになってくれる人もいる」と平賀さん。週1回店番をしながら自身の商品を販売できる「ひとみせオーナー」のプランも用意し、現在は毎週木曜に焼き菓子の店が出店している。

 「子どもたちが自然と入店し買い物を楽しんでくれている。店をサポートしたいと声をかけてくれる高校生や地域の方もいる。今後は1階奥にあるキッチンなども改修し、活用できる空間を増やしていきたい」とも。

 営業時間は13時~17時。土曜・日曜定休(イベント時は営業)。「ひとはこ本棚オーナー」は月額2,000円、「ひとみせオーナー」「ひとへやオーナー」は月額1万1,000円。そのほか、「お店番サポーター」「おやつサポーター」も募る。

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