カレー専門店「こめる」(伊那市荒井)が11月27日、伊那市合同庁舎近くにオープンした。
市内のラーメン店「さばね」を経営する中村和也さんが新たに立ち上げた同店。店内は、カウンター4席、テーブル16席。メニューは「さばカレー」「ポークカレー(以上1,400円)の2種類で、ポテトが付く。トッピングやライス増量にも対応している。
「メニューのさばカレーに使っているだしは、ラーメン店『さばね』でも使っているラーメンスープをベースにスパイスと調合した。ポークカレーはココナツミルクを配合している。どちらもスパイスは同じだが味わいは全く異なるので、ぜひ食べ比べてほしい」と中村さん。白米もお米マイスターがカレーに合う米を選定。「冬は甘みが強く弾力のある浅科こしひかり。夏はさっぱりとした品種を考えている」と、こだわりを明かす。
フードロスをなしたいという思いで飲食店を経営してきたという中村さんは、材料を使い切ることへのこだわりも強い。「コンセプトは『食を通して笑顔と『もったいない』を世界に広めたい』。さばカレーのだしに使っているスープも、サバを丸ごと使っているため廃棄する部分がない。板前の経験も生かし、お客さまの声なども取り入れながら新メニューも開発していきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~14時30分。金曜・土曜・日曜定休。