木材を使った商品の販売やワークショップ、飲食の移動販売車出店などから成る「クリスマス森のマルシェ」が12月2日、有賀製材所(伊那市西箕輪)で開催された。
地域の木材を製材・販売する同社。参加者は有賀真人社長の解説を聞きながら、伐採したモミの木を丸太から板材に加工する様子を見学。端材を使ったDIYコーナーでは、製材所スタッフのサポートを受けながら、参加者が机や棚などを製作した。
マルシェでは、クリスマスに関連する出店が並んだ。林業事業体が、伊那市内で伐採したモミの木をクリスマスツリーとして販売。クリスマスオーナメントを木材で作るワークショップの出店もあった。
参加者の一人、豊田幸子さんは「たき火を囲めるスペースもあり、交流ができて良かった。出店者から森に関する話を聞くことができ、森を訪れたくなった」と話す。
主催した伊那市ミドリナ委員会の木平英一さんは「天気に恵まれ、森に関する出店や飲食販売もあり、来場者が楽しむ様子が見られた。子どもが積み木やDIYを通して森を知る機会になっている。当委員会は『伊那市50年の森ビジョン』の実現を応援する団体として、森と市民の暮らしを結びつけるために活動。ビジョン実現のためには、地域住民が森を知ることが大事だと考え、森のマルシェを開いている」と話す。