タルトマフィンとマフィンの専門店「Colza(コルザ)」(南箕輪村中の原)が4月5日、オープンした。
店名は「菜の花」を意味するフランス語。菜の花には「豊か」という花言葉があり、日常の暮らしを豊かにする店にしたいという思いを込める。
店主の高林美由紀さんは、学生時代にタルトマフィンの店と出合い、週1回通うほどの「お気に入り」に。「卒論などで苦労したときにタルトマフィンをご褒美にモチベーションを上げていた」という。自分も誰かの日常に寄り添う店を作りたいと思い、会社員を辞め長野県内の菓子店で経験を積み、開店準備を進めた。
タルトマフィンは、上がマフィンで下はバターで焼いたタルト生地の洋菓子。店内の一枚板のカウンターには、タルトマフィンとマフィンが各6種類と本日のキッシュが並ぶ。高林さんの「お薦め」は中に餡(あん)が入った「抹茶のタルトマフィン」(280円)、ラム酒のアイシングがかかった「マロンカシスのマフィン」(320円)、季節限定の「不知火のマフィン」(320円)。商品の前に置かれたPOPには、材料や味の説明、客への思いを記す。
店を訪れた樽澤智さんは「イベント出店でタルトマフィンを購入し、とてもおいしかったので、その後も何度か出店時に購入している。店のオープンを知って、今日は車で松川町から50分かけて来た」と話す。
高林さんは「コンセプトは『1ミリ気分が上がる店』。こだわった味の組み合わせや、好きなマフィンを選ぶワクワクで気分を上げてほしい。仕事帰りに立ち寄って、ご褒美にしてもらえたら」と話す。
営業は金曜・土曜の10時~19時。