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伊那で「土と菌」「食と体」テーマに交流会 女性農業従事者の輪広げる

参加を呼びかける「伊那谷ゆるっとつながる農業女子の会」代表の池上真弓さん

参加を呼びかける「伊那谷ゆるっとつながる農業女子の会」代表の池上真弓さん

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 「『土と菌』『食と体』お話し会・ランチ交流会」が2月3日、産官学連携支援拠点「inadani SEES(イナダニ・シーズ)」(伊那市西箕輪)で開催される。

「食と体」を担当する「compassion」オーナーの桶谷悦子さん

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 主催は「伊那谷ゆるっとつながる農業女子の会」で、令和7年度長野県農業女子経営力アップ支援事業の一環。農村生活マイスターである池上真弓さんが2019年、「同年代の農業に携わる女性同士で交流がしたい」と組織した。会の名称にもある「ゆるっと」に込めた思いについて、池上さんは「住んでいる自治体という縛りを超えて、『農業に携わっている・農業に興味がある』という同じ境遇や似た価値観を持つ女性たちとつながりたかったから」と話す。

 2020年2月に初めて公民会を借りてイベントを開いたところ、約50人もの女性が集まり話が弾んだという。自身も「箕輪町から伊那市の農家に嫁ぎ、子育てや介護も経験した女性農業従事者という立場だったこともあり、共感できることが多かった」と手応えを感じたという。参加者の一人から「これまで相談者が誰もおらずとても孤独だった。同世代の人と出会って話せたことで、孤独から解放された」と会の存在を感謝されたという。そうした参加者の声が会を続けていく大きな原動力となり、以降、毎年イベントを農閑期の冬季に開催いてきた。

 今回のイベントの前半では、「土と菌」のテーマで「フォーレスト」(伊那市伊那部)執行役員本部長の赤羽正二朗さんが、これまで利用されてこなかった資源を低コストで堆肥に換えたり、土作りに利用したりするノウハウについて伝える。後半は、2023年に伊那市高遠町に移住し、米を使った菓子やパンを製造販売する工房「compassion(コンパッション)」を開いた桶谷悦子さんが「食と体」をテーマに、日本古来の食や日本人の体に合った食事について話す。それぞれの専門分野について参加者と登壇者が意見交換しながら進めるスタイルを予定する。

 当日は参加者が育てた農産物やクラフト作品などを自由に持ち寄ってもらい、販売会も行う。お話し会終了後に開くランチ交流会では、飲食店「ベジとテーブル」(辰野町)と「シャインハウス」(中川村)から、「ゆるっと4つ抜き(小麦、乳製品、植物性油脂、砂糖フリー)」の地元農産物をふんだんに使った弁当も提供する。

 池上さんは「過去にイベントで一緒になり、とてもいい刺激を受けた講師2人が登壇を引き受けてくれた。ランチ交流会もマルシェも楽しみ。有意義な会にできれば。会の活動を通じて、これからも農業に携わる方、興味がある女性とつながっていきたい」と意欲を見せる。

 開場時間は10時30分~14時30分(マルシェは10時から会終了まで)。定員は40人。当日は筆記用部と飲み物、エコバッグを持参。要事前申し込み。

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