学ぶ・知る

伊那で座談会「コンポストーク」 コンポストを取り入れた生活を考える

伊那市地域おこし協力隊員で「脱炭素」がミッションの林耀子さん

伊那市地域おこし協力隊員で「脱炭素」がミッションの林耀子さん

  • 0

  •  

 コンポストを取り入れた生活を考えるイベント「コンポストーク」が12月25日から、産官学連携支援拠点「inadani SEES(イナダニ・シーズ)」(伊那市西箕輪)で開催される。

黒土の微生物の力を利用して生ごみを分解・消滅させる電気を使わない生ごみ処理容器「キエーロ」

[広告]

 イベントを企画したのは伊那市地域おこし協力隊員の林耀子さん。「脱炭素」の取り組みがミッションで、市民を対象に家庭でできる脱炭素の取り組みの紹介やイベントを企画する。「土に生ごみを入れると堆肥化するのがコンポストの仕組み。キエーロは黒土に生ごみを入れると二酸化炭素と水に分解され消滅するのが特徴。黒土にはバクテリアが存在しており、堆肥ができても使い道がない人にはキエーロがお薦め。冬場は寒さで分解・熟成が促せないため、この時期に情報交換などを行うことで、春からの生活に取り入れるきっかけにしてもらえれば」と話す。

 イベントでは、会場に設置するキエーロに実際に生ごみを入れる体験を行うほか、コンポストやキエーロの仕組み・使い方を共有。既に使っている人との情報交換の場にするほか、これから使いたい人の相談にも応じる。1月20日、2月20日にも同様の内容で企画しており、何回でも参加可能。

 林さんは「既にコンポストやキエーロを生活に取り入れている人から、これからやってみたいという人まで、さまざまな人に参加してもらえれば。春には実際にキエーロを作るワークショップなども企画したい。家庭でできる削減として、コンポストとキエーロという選択肢を、たくさんの人に知ってほしい」と話す。

 開催時間は10時~12時。定員は各回8人。参加費500円(お茶・コーヒー代)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース